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ドローン&赤外線カメラで測量・点検!
活用法とメリットを解説

ドローン&赤外線カメラで測量・点検!活用法とメリットを解説

ドローンと赤外線で測量革命!ドローンが切り拓く新時代の測量と点検

危険な高所での作業や広範囲の点検、時間やコストのかかる従来の測量方法にお悩みではありませんか?ドローンに赤外線カメラを搭載すれば、安全・効率的な測量と点検が可能になります。本記事では、この最新技術の魅力やメリット、活用方法についてわかりやすく解説。未来の測量・点検手法を一緒に見つけてみませんか?

赤外線カメラ搭載ドローンとは?

赤外線とは何か?

赤外線とは電磁波の一種で、人間の目には見えない光です。可視光線よりも波長が長く、電波よりも短い波長帯域を持っています。あらゆる物体は、その温度に応じて赤外線を放射しています。温度が高い物体ほど、多くの赤外線を放射します。

 

赤外線は、波長の長さによって近赤外線、中赤外線、遠赤外線に分類されます。それぞれの波長帯は異なる特性を持ち、さまざまな用途に利用されています。例えば、テレビのリモコンは近赤外線を利用して信号を送信しています。中赤外線はサーモグラフィーなどに利用され、物体の温度測定に役立ちます。遠赤外線は、セラミックヒーターなどに利用され、加熱に用いられます。

赤外線カメラ搭載ドローンとは?

赤外線による点検方法

赤外線カメラを用いた点検では、対象物から放射される赤外線をカメラで捉え、熱分布を画像化します。この熱画像を解析することで、外壁のタイルの浮きや剥離、設備の異常発熱などを検知できます。

 

ドローンに搭載した赤外線カメラで撮影したデータは、温度の低い部分を青や紫、温度の高い部分を赤や黄色で表示するサーモグラフィーで確認します。この温度差を分析することで、目視では確認できない内部の欠陥を早期に発見することが可能になります。

従来の赤外線カメラによる点検の課題

従来の赤外線カメラを用いた点検作業は、主に人が地上から対象物を撮影したり、高所作業車やゴンドラを使って対象物に近づいて撮影したりする方法で行われてきました。これらの方法には、以下のような課題がありました。

これらの課題を解決するために、ドローンに赤外線カメラを搭載することで、安全かつ効率的に点検作業を行うことが可能になります。

ドローン&赤外線カメラ測量のメリット

ドローンに赤外線カメラを搭載して測量を行うことで、従来の方法と比べてさまざまなメリットが生まれます。そのメリットを安全性の向上、コスト削減、効率化という3つの観点から解説します。

ドローン&赤外線カメラ測量のメリット

安全性の向上

危険な場所や高所など、人が立ち入るのが難しい場所でも安全に測量を行えます。従来の方法では、足場を組んだり、高所作業車を使用したりする必要がありましたが、ドローンを使用することでこれらのリスクを回避できます。

コスト削減

ドローンを使用することで、人件費や機材費を大幅に削減できます。従来の方法では、多数の作業員が必要でしたが、ドローンを使用すれば少人数で測量を行うことが可能です。また、機材の運搬や設置にかかる費用も削減できます。

効率化

ドローンは広範囲を短時間で測量できるため、作業効率が大幅に向上します。従来の方法では、時間をかけて測量を行う必要がありましたが、ドローンを使用すれば短時間で正確なデータを取得できます。これにより、測量にかかる時間を大幅に短縮し、全体的なプロジェクトの効率化に貢献します。

 

具体例として、ソーラーパネルの点検作業を挙げます。従来の点検では、作業員がソーラーパネルに上って目視で確認を行う必要がありました。しかし、ドローンに赤外線カメラを搭載することで、地上から安全かつ効率的に点検作業を行えます。赤外線カメラは、ソーラーパネルの異常発熱を検知できるため、故障個所を特定するのに役立ちます。

 

このように、ドローンと赤外線カメラを組み合わせることで、安全で効率的な測量を実現し、コスト削減にも大きく貢献します。

ドローン&赤外線カメラ測量の活用法

ドローンに搭載した赤外線カメラは、さまざまな分野で活用されています。具体的には、以下のような活用法があります。

点検

  • ソーラーパネル:異常発熱箇所の特定による故障診断

  • 農業:生育状況の把握、水不足箇所の特定

  • 橋梁:コンクリートのひび割れや劣化箇所の検出

  • 建物診断:外壁のひび割れや雨漏りの箇所の特定、断熱材の欠損箇所の確認

  • 送電線:異常発熱箇所の特定による故障診断、送電線の劣化状況把握

  • プラント配管:配管の異常発熱箇所の特定による故障診断、配管の劣化状況把握

  • 住宅:屋根の破損や外壁の劣化診断

  • プラント:設備全体の温度管理、異常箇所の早期発見

調査・監視

  • 遭難救助:夜間や悪天候時の捜索活動

  • 火災現場:火元や延焼範囲の特定、生存者の捜索

  • セキュリティ監視:不審者の発見、侵入検知

  • 野生動物の生態調査:夜行性動物の観察や個体数把握

  • 土木工事:地盤の温度変化の監視、陥没箇所の早期発見

  • 鳥獣害調査:農作物被害状況の把握

これらの活用法は、従来の方法では困難だった高所や危険な場所での作業を安全かつ効率的に行うことを可能にします。赤外線カメラで得られた情報は、迅速な対応や適切な対策に役立ち、さまざまな分野で業務効率の向上に貢献しています。

ドローン&赤外線カメラ導入時の注意点

ドローンに赤外線カメラを搭載して運用する場合、いくつかの注意点があります。導入を検討している方は、事前に以下の点を確認しておきましょう。

対象との距離

赤外線カメラは撮影対象との距離が重要です。正確な画像を撮影するためには、適切な距離を保つ必要があります。対象物までの距離が近すぎると、温度の読み取りが不正確になる可能性があります。逆に遠すぎると、必要な詳細情報が得られない可能性があります。撮影前に、使用する赤外線カメラの仕様を確認し、最適な撮影距離を把握しておくことが重要です。

カメラの性能

赤外線カメラの性能も重要な要素です。解像度や温度感度、測定範囲など、さまざまな性能があります。目的に合わせて適切な性能のカメラを選択する必要があります。例えば、高解像度のカメラはより詳細な情報を取得できますが、価格も高くなります。一方、低解像度のカメラは価格が抑えられますが、取得できる情報量は限られます。目的に応じて適切な性能のカメラを選択しましょう。

コンプライアンス、その他

ドローンの飛行に関する法規制も遵守しなければなりません。飛行許可や承認が必要な場合があります。事前に関係法令を確認し、必要な手続きを行いましょう。許可なく飛行を行うと、罰則が科せられる可能性があります。また、気象条件にも注意が必要です。強風や雨天時は、ドローンの飛行が不安定になる可能性があります。視界不良時は、安全な飛行が困難になるため、飛行を控えるべきです。飛行前に気象状況を確認し、安全な飛行を心がけましょう。

スキルと知識

ドローン操縦者のスキルも重要です。安全に飛行させるためには、操縦技術の習得が不可欠です。また、赤外線カメラの操作方法についても習熟しておく必要があります。十分な訓練を受けていない操縦者は、事故やトラブルを起こす可能性が高くなります。

 

また、データ解析の知識も必要です。赤外線カメラで撮影したデータは、専用のソフトウェアで解析する必要があります。解析結果を正しく解釈するためには、専門的な知識が必要です。解析結果を基に適切な判断を行うためには、データ解析のスキルを習得しておくことが重要です。

 

これらの注意点を踏まえ、適切な準備と運用を行うことで、ドローンと赤外線カメラの活用によるメリットを最大限に享受できます。

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